大企業内にある医療施設や企業の付属病院で働く看護師を企業看護師といいます。
企業看護師の主な業務内容は「企業の医務室働く」か「営業を行う」かに分かれます。
医務室で働く場合は、一般社員の体調管理やメンタルケアなどを行います。
一方、営業を行うのは、看護師としての知識や経験を活かして客先に自社製品の説明や営業を行うのが業務内容です。
またこのような看護師をフィールドナースとも呼びます。
企業看護師のメリット
企業看護師で働くメリットは以下のようなことが挙げられます。
- 土日祝日休みなど、休みがしっかりと取れる
- 高給与
土日祝日休みなど、休みがしっかりと取れる
企業看護師は看護師と言っても企業に属して働くので、一般的なOLのように土日祝日休みがあります。
当然のことながら夜勤もありません。
また勤務時間も9:00~17:00が基本ですので、仕事とプライベートや家庭を両立させたい人におすすめです。
しかし土日休みが一般的ですが、なかには「土曜出勤」の企業や「日曜に出勤で月曜から金曜日のどこかで休み」といった企業もあります。
なので絶対に土日休みがいいという場合は、転職前にあらかじめ転職サイトの求人情報やキャリアコンサルタントに直接聞いて確認しておきましょう。
高給与
企業看護師の給与は企業の規模によって変わってきますが、平均すると400~800万円だといわれています。
企業看護師には夜勤がありませんので、病院から企業看護師へ転職した人の中には給与が下がる人もいるでしょう。
しかし、たとえ給与が下がっても土日祝日に休むことができ夜勤もないという勤務体制に満足する看護師が多いようです。
さらに女性の平均年収が200万円前後といわれているのを考えれば、決して低い額でもありません。
企業看護師のデメリット
企業看護師で働くデメリットは以下のようなことが挙げられます。
- 看護師としてのスキルアップが難しい
- 求人数が少ない
看護師としてのスキルアップが難しい
企業看護師は看護師としての仕事を行うことはほとんどありません。
そのため看護師としての知識は必要になっても、手技的なスキルを活用することは全く無く、看護師時代に身に付けた技術は衰えてしまいます。
看護師としてではなく会社員として働くことになりますので、病院で働いていたときとは勝手が違い戸惑うこともあるでしょう。
またフィールドナースとして働く場合、医療機器を扱う企業では外資系や海外との取引があるところも多く、書類や説明書が英語だというケースもあるので注意しておきましょう。
転職前に事前に英語が必要なのかや、どういった仕事を行うかをしっかりと確認して、給与や休日の多さだけで選ばないように心がけましょう。
求人数が少ない
企業看護師は看護師の転職先としてかなり人気です。
一般応募をすると募集が集まりすぎるため、基本的には非公開求人となります。
なので企業看護師へ転職する際は、看護師転職サイトから転職活動を行いましょう。
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