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オーケストラの楽器:トランペット

トランペット (英:Trumpet/伊:Tromba…トロンバ/独:Trompete…トロンペーテ) は、金管楽器の一種で、一般には3つのバルブ(弁)を備えた比較的小型の「ソプラノ・トランペット」を指す。

和名は真鍮曲金発声器。

略称は、「Tp」もしくは、「Trp」。

管の全長に対して円筒部分の割合が大きく、多くは長円状に巻かれ、その中ほどに3つ(タイン社他の製造によるものは4つ)のピストンまたはロータリー式のバルブを備える。

この楽器の調性には様々なものが存在するが、最も一般的なのは変ロ調 (B♭管) とハ調 (C管) である。ハ調を除き、移調楽器である。


>>構造
管長をまったく変えることのできなかったナチュラル・トランペットに最初の改良が行われたのは15世紀である。

これはマウスピースのパイプ部分を長くして管長を多少コントロールする手法であった。

これが後にクルーク・システム(継ぎ足し管)に発達し、19世紀にはスライド・トランペットへと進化した。

このスライド・システムがトランペットに採用されている実例は、現在ベルリンの博物館に所蔵される1651年作の楽器が最古である。

一方、1760年にホルンに鍵を付ける試みが行われたことから、1801年にはアントーン・ヴァイディンガーによってトランペットにも鍵が付けられたが、これは音色や音程への影響が酷く、不成功に終わった。

1788年にイギリスでトランペットにヴァルヴを1つ付けて管の調を半音変えることに成功した。

これが後のヴァルヴ・システムの先駆である。

現在トランペットに使われる3本ピストンのヴァルヴ・システムはブレイクレーの創案によるブーシー・オートマティックと呼ばれるシステムで、この他にも数種考案されたが、いずれも実用化されなかった。

現在のヴァルヴ・システムのトランペットにはっきりと応用されるようになったのは1820年頃からで、1850年には完全に普及したものとなった。

ヴァルヴ・システムのトランペットの初期は、E♭とB♭が主流を成していたが、この他にも低音楽器としてテナー・バリトン・バス・コントラバスといった楽器が作られていた。

1850年頃にはF管のアルト・トランペットも作られた。しかし、これらの中で現在に残ったのはB♭管とC管のトランペットと、バリトン・トランペットからワーグナーが改良した現在でいうバス・トランペットの3種である。


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