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20年前から偽装常態化のミートホープ社

ミートホープ社は、鶏肉や豚肉、カモ肉を混ぜた牛ミンチ偽装のほか、外国産牛肉が混入したひき肉を国産と偽るなど、20年以上前から田中稔社長の指示に基づく不正が常態化し、10目以上に上ることが農水省の立ち入り検査で分かりました。


ミートホープ社牛肉偽装事件の背景

ミートホープ社田中社長ミート社が1998年ごろから田中社長の指示で牛ミンチの偽装を始め、不正が社内で常態化していたことが社員らの証言で判明しました。

偽装された牛ミンチは北海道加ト吉など18社に出荷され、販売伝票が確認できた最近1年間では368トンを販売していました。


1983年ごろには大手鶏肉卸業者の包装材を入手し、鶏肉をつめて販売。倉庫には今もこの包装材15000枚が残っています。


2002年からは牛脂に豚脂を混ぜて牛脂と偽装し、国産と表示した牛スライスにはオーストラリア産など海外の牛肉を5~20%混入して販売。04年には発色が悪い豚ひき肉に牛の心臓を混ぜて売っていたことも明らかになっています。


原材料の偽装のほか、賞味期限も田中社長の指示で日常的に改ざんされていた。北海道加ト吉が廃棄するはずだった冷凍コロッケを安く買い取ったほか、他社で製造したフライドチキン、焼き鳥などを購入。

再包装した上で、賞味期限を先延ばしし販売していました。


北海道加ト吉に対する検査では、同社の工場にあったミート社製ひき肉を使った冷凍コロッケ30点のうち、表示と異なり豚肉や鶏肉が混入していたものが24点ありました。


ミート社は1976年に田中社長が食肉や魚肉の卸売会社として設立。その後、経営多角化に成功し、バイキングレストランなどの系列会社を含めた従業員は約500人に上っています。


同社単独の2006年3月期の売上高は約16億5千万円。同社は25日、営業再開の見通しが立たないなどとして従業員約60人に解雇を通告しました。

偽装肉回収で保険金受領 ミート社過失装う
食肉偽装事件で北海道警の家宅捜査を受けた苫小牧市の食肉加工販売会社「ミートホープ」が、1997年当時、同社の肉を原料に使った製品が回収となり取引先から賠償請求された際、「従業員が誤って羊肉を混ぜた」と過失を装い保険金約320万円の支払いを受けていたことが25日判明しました。


保険代理店との交渉にかかわった元社員が、保険金見積書などを基に証言しました。

元社員によると、偽装肉を巡るクレームや回収などは度々あり、そのつど、従業員の過失を装い保険金を請求していたという。


保険金を支払った保険会社の代理店は「故意であれば保険金は支払われないし、過失を装ったのなら詐欺行為にあたる」と指摘しています。



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