日本ハム牛肉偽装事件
この事件は、BSE対策から始まった牛肉買取制度を悪用したものです。
偽装事件発生日:2002年8月21日(水)
日本ハムは、グループ企業の日本フード(社長は東平八郎日本ハム副社長・日本ハムの100%子会社)の愛媛、徳島、姫路の3営業部で、2001(平成 13)年10月から11月にかけて、輸入牛肉約4.3トンを国産に偽装していました。
日本ハムを通じて申請した約14トンの中に紛れ込ませて、業界団体の日本ハム・ソーセージ工業協同組合に買い取らせ、1010万円の仮払金を詐取していたことが判明。
抜取り検査では不正を見逃すことがわかった農水省は、保管中のすべての牛肉の箱を開けて中身を調べる全量検査に切り換えると、7月、日本ハム・ソーセージ工業協同組合が「自主点検で対象外の肉を見つけたため」と補助金を返上し、国が止めるのも聞かずに業者に肉を返却したといいます。
1.3トンの返却を受けた同社は、品質保持期限の切れた肉だといって焼却してしまったのが発覚の発端です。庄司元昭専務(64)と東平八郎副社長(69)が隠ぺいを主導したとされ、専務は「(補助)金を返せば問題ないと思った」と述べています。
3営業所のそれぞれの部長は「自分の独断でやった」と話し、上層部からの指示を否定。本社も関与を否定しています。
農水省は9月12日、偽装工作を直接指示した3営業部長の詐欺容疑で刑事告発した。8月20日の新人事の発表で、大社義規同社会長(87)が経営の第一線から退くものの、「名誉」会長職に就くとするなど大甘なもの。
この期に及んで「名誉」を付けた部署を新設し、創業者をかばうトンチンカンな感覚に厳しい目が向けられた。
6日後、会長は完全撤退することに改められた。また、女性の有識者を社外取締役に迎えたり、内部告発の窓口を社外の弁護士事務所におくなどの、再発防止策が発表されました。
日本ハム株式会社の沿革
年月 | 沿革 |
|---|---|
1942年 3月 | 創業者大社義規が徳島市寺島本町に徳島食肉加工場を創設 |
1945年 7月 | 戦災により焼失 |
1948年 8月 | 徳島市万代町において事業再開 |
1951年 12月 | 資本金150万円をもって徳島ハム(株)に組織変更 |
1960年4月 | 大阪証券取引所において株式を店頭公開 |
1961年2月 | 資本金を1億5,000万円とする |
1961年 10月 | 大阪証券取引所市場第2部に上場 |
1962年2月 | 東京証券取引所市場第2部に上場 |
1963年 8月 | 鳥清ハム(株)と合併し、商号を日本ハム(株)と変更、資本金7億320万円となり、本店を大阪市浪速区大国町2丁目7番地に移転 |
1966年2月 | 「ウィニー」を全国一斉発売 |
1967年 12月 | 大阪・東京両証券取引所市場第1部銘柄に指定替 |
1968年 5月 | 本社(本店)を現在地(大阪市中央区)へ移転 |
1973年 11月 | プロ野球球団日本ハム球団(株)設立 |
1977年 3月 | ロサンゼルスのデイリーミーツ社(現デイリーフーズ)買収、海外事業展開スタート |
1978年 1月 | オーストラリア日本ハム(株)設立 |
1981年 3月 | 『超うす切りシンスライス』発売 |
1981年 6月 | マリンフーズ株式会杜(現・連結子会社)の事業を継承し、水産加工部門に進出 |
1981年 7月 | 転換社債の転換により資本金90億7,358万円余となる |
1981年 10月 | 日本ハムファイターズ パ・リーグ優勝 |
1984年 1月 | 中央研究所開設 |
1984年 3月 | 日本ドライフーズ(株)設立 |
1984年11月 | 『チキンナゲット』発売 |
1985年 2月 | 『シャウエッセン』発売 |
1985年 10月 | 決算期を7月末から3月末に変更 |
1986年 5月 | イギリス・ロンドンにNipponMeatPackersU.K.Ltd.(現・連結子会杜)を設立 |
1987年 5月 | オーキー・アバトゥア社(オーストラリア)買収 |
1987年 7月 | シンガポール日本ハム社設立、『チキチキボーン』発売 |
1987年 9月 | パリ証券取引所に上場 |
1988年 3月 | 瀬戸大橋博覧会四国会場に日本ハム館出展 |
1988年(昭和63年) 7月 | ワイアラ牧場(オーストラリア)買収 |
1989年3月 | ニュージーランド日本ハム社設立 |
1989年6月 | ブラジル日本ハム社を設立 |
1989年10月 | オーストラリアのMQF社を買収 |
1989年 12月 | 台湾日本ハム社を設立 |
1990年 2月 | ハワイ最大のハムソーセージメーカ一レドンド社を買収 |
1990年3月 | オーストラリアの牛肉処理会社T.B.S.(ト-マスボースウイック・アンド・サンズ)社を買収 |
1990年3月 | 資本金226億2,659万円とする |
1990年4月 | 国際花と緑の博覧会にシャウエッセンハウスを出店 |
1990年 8月 | 長崎「旅の博覧会」に出展 |
1990年 10月 | 「NHKチャリティプロアマゴルフ大会」に特別協賛 |
1991年10月 | 茨城県つくば市に新中央研究所竣工 |
1992年7月 | 乳酸菌飲料のパイオニア「関西ルナ」の株式を70%取得、乳酸菌飲料事業に進出 |
1993年 3月 | 「鎌倉ハム富岡商会」の事業を継承 |
1993年 12月 | 大阪サッカークラブ(株)「セレッソ大阪」設立 |
1994年11月 | 「セレッソ大阪」Jリーグ昇格 |
1995年 2月 | アメリカ・テキサス州ペリトンにTexasFam,Inc.(現・連結子会社)を設立、米国で養豚事業開始 |
1995年3月 | 『アンティエ』発売 |
1998年 4月 | 環境宣言を発表 |
1998年 8月 | 環境憲章制定 |
1999年 11月 | 小野工場が業界初の環境IS014001認証取得 |
2002年 2月 | 日本物流センター西宮事業所開設 |
2002年6月 | 手作り体験の「下館工房」開業 |
2003年 4月 | 日本物流センター東京事業所開設、東西の物流拠点完成 |
2003年7月 | 株式会社宝幸(旧宝幸水産、現・連結子会社)の株式取得し、水産・乳製品事業強化 |
2003年 8月 | 北海道日本ハムファイターズ設立。札幌ドームを本拠地とする |
2005年 1月 | 日本ハムグループブランド構築 |
2006年10月 | 北海道日本ハムファイターズ日本シリーズ優勝 |
*沿革は日本ハム公式HPより引用

